こんにちは!
今日は、肩が痛くて腕が挙がらない方の症例報告です。
70代、女性
仕事中に転倒して肩をぶつけてしまい、
それから腕を挙げると痛み、挙がり難くなってしまった
との事でした。
慢性的な痛みや、五十肩の痛みとは違い、
今回は【転倒して肩をぶつけてしまった】事による肩の痛みです。
まず分かりやすい画像をどうぞ。
かなり、可動域(動きの大きさ)が改善しているのがお分かり頂けると思います。
また、動かした時の痛みも「最初よりかなり減ってほとんど無い」と仰っていました。
怪我の治療と言っても、
怪我自体・傷めた組織自体は、ご自身の自己治癒力と時間によって修復されますので、コレは我々にはどうしようもありません。
では何が出来るのか?
今回治療を行った場所は、
〈転倒による外力に、耐えようとして緊張してしまった筋肉〉です。分かりやすく言うと、
〈コケた衝撃から身体を守る為にガチガチに緊張しちゃった筋肉〉と言った感じでしょうか(分かりやすいのかな?)
人は怪我をする時、
痛みや、動きの悪さを、
全て怪我のせいにしてしまいがちですが、
実際は少し違います。
怪我によって〈腫れ〉が出て、関節が強張って痛みを出したり、
怪我によって〈筋肉が緊張して〉動きを妨げ痛みを出したり、
怪我によって内出血が起こり〈神経や筋肉を圧迫〉してしまい、動きの悪さや痺れが起きたり、
実に様々な反応が伴います。
そしてそれらに対処していく事で、
怪我自体が完治せずとも、
〈可動域の改善〉や〈動作時の痛み〉は改善し得るのです。
なんでもかんでもガシガシマッサージをしたり、
なんでもなんでもいつもと同じ施術をする、のではなく、
私は、【原因によってアプローチの仕方を変えていく事が大切】と考えています。
さて、今日はこの辺にしたいと思います。
怪我をしてから身体が満足に動かなくなってしまった方、
怪我が治り、「リハビリしないと…」と思いつつどこに相談したら良いか分からない方、
もしよろしければ、お気軽に相談だけでもしてみて下さい^ ^