こんにちは！平井です^ ^
今日も症例報告をしていきます。
６０代の女性が、
腰の痛み、右足の裏の痺れ、右膝の痛み等を訴え来院しました。
どの症状も発症時期は異なりますが、昨年あたりから酷くなってきたそうです…
特に腰の痛みが強く、少し前屈しただけで痛みが出ます。
施術前後の画像をご覧下さい。
かなり痛みが減り、前屈しやすくなったのがお分かりいただけると思います^ ^
他にもあった、足の裏の痺れや、膝の痛みもかなり改善しました。
まず腰の痛みに関しては、
“骨盤が前に倒れなくなってしまっていた”事が原因でした。
この立ち方を見て頂きたいのですが、
骨盤・下腹部辺りを前に突き出して立っているのがお分かりいただけますか？
この立ち方はいわゆる〈不良姿勢〉なのです。
普段からこの立ち方をしていると、
“骨盤を後ろに倒した状態”になる為、このまま癖がついてしまうと、
前屈をする時に必要な、〈骨盤が前に倒れる動き〉が出来なくなってしまい、
腰から上だけで前に屈むようになってしまい、それがしだいに、背中や腰に負担を掛け続け、やがて痛みを生じるようになるのです。
加えて、右足の痺れや、右膝の痛みについてですが、原因は
“身体の捻れにより右のお尻の筋肉へ掛かるストレスから来る坐骨神経痛”でした。
画像では伝わらないレベルの捻れなのですが、
この方は、立っていると身体が若干右を向いています。
それにより、普段から荷重が右のお尻の筋肉へ掛かりやすく、その荷重がお尻にある〈梨状筋〉を硬くしてしまい、それが隣を通る坐骨神経を圧迫する事で足への痺れや膝の痛みを生じさせていました。
そうなると問題は、
なぜ、そんな立ち方をしてしまっているのか？です。
単純に、筋力の低下や、普段の姿勢の悪さが反映されている可能性もありますが、
色々調べていくと、
“左脚の力が著しく低下している”事が分かりました。
患者さんご本人に話を聞くと、なにやら左脚をザックリ切る大怪我をしてしまった事があるそうで…
その為、左脚の踏ん張りが弱く、自然と荷重が右足に掛かるような立ち方になってしまい、色々な症状に繋がっていたわけです。
施術後は、
姿勢を改善するエクササイズや、
右足の脚力を上げるトレーニングなどを指導させて頂きました。
(その後数回来て下さってますが、予後は良好のようです^ ^)
いかがだったでしょうか？
当院では、患者さん一人一人に、丁寧な問診や検査を行い、身体を細かく分析していきます。
特に、今回のように色々な情報が得られたケースに関しては、原因の突き止めも早く、より早い改善が見込めます。
最近徐々に身体の色々なところに不調が現れてお困りの方は、
是非一度、ご相談下さい^ ^